理想体重は妊娠前の体型しだい?
どれくらいの体重増加が理想なのかは、妊娠前の状態によって変わります。
太りすぎは難産のもとですが、痩せすぎも要注意。
赤ちゃんの健康を損ねるおそれがあります。
自分のBIM値を出してみよう!
妊娠前の体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)=あなたのBMI
例)・・・体重55kg、身長160cmなら、
55÷1.6÷1.6=約21.5=BMI
最低でも7キロは増加する計算
胎児や胎盤、羊水、大きくなった子宮や乳房の重みは、
妊娠後期になると、5〜6キロ。
循環する血液の量も増えています。
また、妊娠中はエネルギーを脂肪細胞などに運ぶインスリンの分泌がよくなり、
体脂肪がつきやすくなります。
もともと太めの人は、食べすぎに注意しましょう。
一方で、母体の痩せすぎも問題です。
胎児は子宮内で、栄養不足の状態になれてしまいますが、
生まれてから自分で栄養をとるようになると、逆に栄養過多になりがち。
このため、小さく生まれた赤ちゃんは大きくなってから、
生活習慣病になりやすいといわれています。
妊娠中の食生活のPoint!
妊娠は、これまでの食生活を見直す良いチャンス!
まずは普段の食事を整えて生きましょう。
大切なのは栄養バランス
赤ちゃんの身体を作るのに必要な肉や魚、
体調管理にも必要な野菜などをしっかりとるように心がけます。
1日の献立の基本
(主菜+副菜+主食+汁物)×3+乳製品や果物などのおやつ
普段の食事にプラス
妊娠中に不足しがちな栄養素をしっかりとれる食品を追加するように考えます。
付加量の目安
・妊娠初期・・・付加なし
・妊娠中期・・・1割増し
・妊娠後期・・・2割増し
たっぷりとりたい栄養素・食材はこれ!
カルシウム
赤ちゃんの身体を作るために妊娠前の約2倍必要。
摂取不足は後年、骨粗しょう症の発症など、母体に影響することも。
牛乳、ヨーグルトなどの乳製品、豆腐や納豆などの大豆製品、
小松菜などの緑黄色野菜、小魚、海藻など。
鉄分
妊娠中は血液の量が増えるので、貧血になりやすい。
動悸息切れなどの原因にも。
レバー、肉、ひじき、マグロ、あさり、ほうれん草、大豆製品など。
葉酸
妊娠のごく初期、胎児の脳脊髄の発達に欠かせない栄養素といわれる。
緑黄色野菜、果物全般、卵黄、大豆製品など。
サプリなどで補う方法も。↓
ベルタ葉酸サプリなら
必要な栄養が取れます
とり方に注意したいもの!
いろいろな食材を食べるようにしていれば、自然と栄養のバランスはとれます。
注意したいのは、個々の食材より、調理のしかた、水分、サプリメントの使い方です。
塩分
とりすぎるとむくみや高血圧を引き起こしやすい。
市販の惣菜、加工食品、スナック菓子などは、塩分量が多いので、食べ過ぎに注意。
水分
便秘解消のために十分な水分補給が必要だが、
同時に塩分をとりすぎているとむくみがでやすい。
また、甘い飲み物はカロリーオーバーのもと。
生もの
食中毒を引き起こす細菌の一種、リステリア菌は、
赤ちゃんに影響をあたえるおそれがある。
生肉、ナチュラルチーズなどに含まれていることがある。
他の細菌をさけるためにも、加熱調理が安心。
ビタミン剤
ビタミンAの過剰摂取は、胎児の形態異常を引き起こすおそれがあるといわれる。
十分な葉酸をマルチビタミンのような総合ビタミン剤でとろうとすると、
ビタミンAのとりすぎになるおそれがある。
魚類
身の部分に蓄積されている水銀などの重金属は、とりすぎると、
赤ちゃんの発育に影響するおそれがあるといわれている。
※厚生労働省が示す目安(1回80g)
キンメダイ、クロマグロなど:週1回まで
キダイ、マカジキなど:週2回まで