ベルタ葉酸サプリって妊娠中は大丈夫?

安静と運動のバランスは?

「妊娠中もよく働いている方が安産だ」などといわれます。
ただし、これもケースバイケース。

 

「疲れた」「お腹がはる」といったサインを無視して、
動き回るのは危険です。

 

基本的には普段どうり

 

ハイリスクの妊婦さんでも、現在、流早産の危険性が高くなければ、
普段どおりの生活が送れます。

 

合併症がある場合は安静重視

 

合併症がある人は、運動で体力をつけることより、
安全な出産を目指すのが先決です。

 

運動を控えた方が良い人

 

・切迫流早産になった
・子宮頸管無力症、頸管の長さが短いといわれている
・前置胎盤、低置胎盤といわれている
・妊娠高血圧症候群といわれている
・多胎
・大きな子宮筋腫がるといわれている

 

場合によっては仕事を休んだ方がいい事も

 

早産の危険性が高い場合は、安静を保つことで、
できるだけ正期産に近づけます。

 

そのため、仕事は休まざるをえないこともあります。

 

 

特別問題がなければ今まで通りでOK

 

妊娠中だからといって、誰もが安静にしていなければならないわけではありません。
元気なら、仕事は今までどおりできますし、運動もできます。

 

ただし、疲れを感じたら無理はしないこと。
お腹が張るような感じがあれば、できれば横になって休みましょう。

 

日常生活でも無理は禁物

 

・重いものを持たない
・長時間の立ち姿勢はさける
・疲れを感じたらすぐ休む
・お腹が張ったら横になる
・セックスはしてもいいが、無理な体位は避け、
必ずコンドームを使う。
これは感染や、精液中の成分によって子宮の収縮が起こるのを防ぐため。
腹痛や出血が生じたらすぐに中止。

 

 

元気ならOK

 

運動を控えた方がよい状態でなければ、
週に2〜3回、妊婦さん向けの運動教室に通うのもいいでしょう。

 

1日30分くらい、歩いたり、運動したりすることは、健康増進、
体力の維持に役立ちます。

 

ただし、息苦しくなるほどなら運動が激しすぎます。
軽く息が弾む程度にとどめます。

 

・心拍数を目安に調整を

 

30〜39歳:適正心拍数130〜140回/分
40歳以上:適正心拍数125〜140回/分

 

こんなときは中止

 

□ 立ちくらみがした
□ 胸が痛くなった
□ 頭痛がある
□ 息が苦しい
□ ひどい筋肉痛がでた
□ 足が痛く腫れてしまった
□ お腹が痛い・張ってきた
□ 性器出血してしまった
□ 胎動が減ったり、感じられなくなったりした
□ 破水した

 

元気でもダメ

 

・長時間、立ちっぱなしのスポーツ
・怪我をするおそれのあるような激しい運動
・スキューバーダイビング

 

運動は無理のない範囲で

 

マタニティスイミングやマタニティヨガなど、
妊婦さんのための教室がさかんです。

 

適度に身体を動かすことは、妊娠中に起こりやすい
マイナートラブルの解消にも効果的です。

 

どこまで動けるかは個人差がある

 

「高齢なのだから無理しないで」といわれることもあれば、
「じっとしているより、動いた方がお産が楽」と、
アドバイスされることもあるかもしれません。

 

どちらが正解かは、一人ひとりの状態によって異なります。

 

医学的には、妊娠中の運動によって、合併症のリスクを減らすことができるかどうか
はっきりしたデータはありません。

 

「運動している方が安産」といっても、もともとトラブルの少ない、
元気な妊婦さんだからこそ運動もできて、
お産の際のトラブルも少ないのだという見方もできます。

 

ですから、「運動しなければ」と頑張り過ぎなくて大丈夫。
逆に、動ける状態なら「安静にしていなければ」と慎重になりすぎることはありません。