ベルタ葉酸サプリって妊娠中は大丈夫?

赤ちゃんに悪影響を与えないために

妊娠中、お腹の中の赤ちゃんは、お母さんの一部でもあります。
自分の行動、自分の持っている病気が、赤ちゃんを苦しめてしまわないように、
対応していくようにしましょう。

 

赤ちゃんへの影響は時期によって異なる

 

薬物やウイルスなど、赤ちゃんに影響を与えるものはいろいろ。
時期によって影響の現れ方も違います。

 

 

流産、形態異常を引き起こしやすい時期

 

臓器の多くが形成される妊娠4〜7週頃までは絶対過敏期と呼ばれ、
外部からの影響を最も受けやすい時期です。

 

それ以前、受精から妊娠3週末までは「オール・オア・ノン法則」期。
薬剤や放射線などに曝露(ばくろ)された場合は、流産するか、
健康な赤ちゃんが生まれるかのどちらかです。

 

放射線の影響

 

受精後間もなくの被爆は流産を引き起こす。

 

受精後11日〜妊娠10週に50ミリシーベルト以上被爆した場合は、
形態異常の発生率が上昇。

 

妊娠10〜27週に100ミリシーベルト以上被爆した場合、
中枢神経障害に影響が出るおそれがあるといわてる

 

 

服薬中だった場合

 

持病の治療などで、服薬中、予期せぬ妊娠に気付いた場合は、
ます主治医に相談を。

 

形態異常を引き起こす危険性が証明されている薬は、それほど多くない。
むしろ自己判断で服薬を中止するほうが危険な時もある。

 

 

 

感染予防を!

 

風疹は、妊娠初期にかかると、胎児に心奇形や白内障、
難聴などが生じる危険性がある。

 

抗体をもっていない人は、感染しないよう細心の注意が必要

 

・感染症にかかっている人、子供に近づかない
・人ごみに出ない
・外出から帰ったら、うがい、手洗い

 

 

 

赤ちゃんの発育に影響する時期

 

薬やウイルスから影響を受ける可能性は低くなりますが、
膣内の細菌感染が早産の原因になることもあるので、
引き続き感染症への注意は必要です。

 

母体の栄養状態や喫煙などの生活習慣が、発育に影響します。
特に喫煙は、さまざまな合併症の発生リスクを高めるほか、
おなかの赤ちゃんが大きく育たない原因になることがわかっています。

 

細菌検査

 

出産に備えて、分娩時に赤ちゃんに感染する可能性がある細菌の有無をチェック。

 

 

インフルエンザはワクチン接種も可能

 

妊娠中にインフルエンザにかかると、重い合併症を引き起こしやすい。
妊娠週数が増加ずるほど危険です。

 

かかったらすぐに薬で治療する。
ワクチン接種も1つの選択肢。
妊娠中にワクチン接種しておくと、赤ちゃんがインフルエンザに
かかりにくくなるという報告もあるそうです。

 

 

分娩

 

産道で感染することも

 

クラミジア、GBS(B群溶血性連鎖球菌)、HIV、性器ヘルペスなどの細菌や
ウイルスが膣や外陰部にいると、赤ちゃんが産道を通って出てくるときに、
感染するおそれがあります。

 

治療可能なものは分娩前に治しておきます。
予防のために帝王切開が選択されることもあります。

 

また、お母さんがB型肝炎ウイルスをもっている場合は、
新生児にワクチンなどを投与して、感染を防ぎます。

 

 

嗜好品は控えよう

 

お酒やタバコなどの嗜好品は、あくまでも自分自身の楽しみのもの。
おなかの赤ちゃんにとっては、不要なばかりか、害になります。

 

妊娠がわかったら、そこからストップ。
産後の授乳中も控えましょう。

 

 

できるだけのことをしたら心配しすぎない

 

お腹の赤ちゃんに悪影響があるかもしれないことは、極力さけたいところ。
でも、どんなに注意していても、感染症にかかってしまうこともあれば、
病気の治療で薬を使ったほうが良いこともあります。

 

感染症にかかったから、薬を使ったからといって、
そのことが原因で深刻な事態になる確率は、
それほど高いわけではありません。

 

注意をすることは必要ですが、心配しすぎて、
ストレスになってしまわないようにしてください。